交通事故で多い右折事故の原因、過失割合

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交通事故で多いのが右折事故だという事を知っているでしょうか。交差点は特に交通事故が起きやすい場所でもありますが、その交差点における右折事故は交通事故の中でも特に発生割合が高いと言われています。直進、左折による事故よりも、右折による事故が多いのです。

右折は青信号での事故になりますので、直進してくる車も、右折する車も、青信号だから事故は起きないと油断しているのかもしれません。

右折事故は交差点で80パーセント以上の事故が起きている現状

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右折事故の80%が交差点で起きています。交通事故総合分析センターがデータを公表しているのですが、右折事故の80%が信号のちゃんとある交差点で起きているのです。信号がある交差点で44パーセント事故が起きており、信号がない場合の交差点でも37パーセントの割合で右折による交通事故が起きています。

なぜ交差点であるにもかかわらず右折をして交通事故を起こす事になったのでしょうか。大半の原因は安全を確認していなかったという事が原因です。教習所でも習ったと思いますが安全を確認する事は、あたりまえのことです。

その安全を確認していない状態、つまり安全不確認の状態というのは一時停止をしていても徐行をしていても安全であるかどうか確認していなかったために事故を起こしてしまう事になります。右折で交通事故を起こした人の大半が、交差点に差し掛かるにあたって一時停止をしていた、徐行をしていたのにも関わらず、いざ右折をする時点で安全を確かめることをしなかったために事故を起こしているのです。

相手が譲るだろう、止まってくれるだろうという判断によって、相手も行かせてくれるだろうという間違った判断をしますので、その結果事故が引き起こされるのでしょう。

どちらに過失があるのか、過失割合について

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交通事故を起こしたとき、相手がいるのであればどちらが悪かったのか、過失割合が重要になってきます。例えば直進してきた車Aと右折するBの車の場合は、直進したAの車が2:右折した車Bが8の過失割合になると言われています。

これは信号が青だった場合です。では黄色だった場合はまた過失が違ってきます。なんと黄色だった場合は先ほどの割合が全く逆になり直進者が7:右折車が3という割合になります。直進者が赤だった場合に、右折車は青で進入赤で右折した場合にはもちろん直進者が9:右折車が1の割合です。

では信号がなかった場合の過失割合はどうなるのでしょうか。先ほどまでは信号の色によって過失割合が変わっていましたが、信号がなかった場合にはどうなるのか気になりますね。万が一信号がない場合には直進してきた車が2:右折した車が8の割合で悪くなる事になります。

いずれも今回紹介したのは車同士の事故の場合ですので、これが車とバイク、車と自転車、自転車とバイクなどケースが変われば状況も変わってきます。

合わせて読む:交通事故に関する英語

過失割合が変わる修正要素とは?

過失割合は修正要素によって変わります。修正要素、この言葉はあまり聞きなれない言葉だと思います。これは先ほど紹介したような例の過失割合から、加算されたり減算されたりする要素があった場合のことを言います。どちらに進んでいたのか、信号の色は何色だったのか、どのような乗り物による事故なのか、それだけで過失割合が決まっていましたが、それに加えて、例えばどちらかが速度オーバーをしていたとか、ライトをつけていなかったとなれば、また話が違ってきます。

これが過失の修正要素になり、過失が加算になる事もあるのです。右折事故でよくある修正要素としてはこれから紹介するような物があります。早回り右折といった直近の内側を進行せずに早回りで右折したケース、大回り右折と言って交差点の手前で本来ならば中心によらなければいけないのに、寄らずに右折したケース、直近右折と言って対向車が交差点にいるのにもかかわらず右折を始めたケースなどが主なものです。

もちろんこれ以外にも修正要素と呼ばれるものがあります。

もしも過失割合で揉めてしまったら

お互いが非を認めてスムーズに話し合いが進めばいいのですが、そうとも限りません。過失割合の内容からもめるケースもあるでしょう。過失割合というのは保険会社が話し合いをする事によって決まりますし、それから事故当時者に話が伝わります。

この流れが一般的なのですが、保険会社が必ずしも正しい過失割合を出すとも限らないのです。過失割合を考えるという事は、とても難しくて法律を専門にしている人でなければ、間違った判断をする事もありえます。過失割合を聞いて納得いかないときは、弁護士を立てて相談をしたほうがいいでしょう。

過失割合については示談が決まる前なら見直す事ができます。しかし示談が決まってしまってからは、いくら不服申し立てをしたとしても覆らないので注意しましょう。たかが過失割合と思っている人もいるかもしれませんが、実際は過失割合が1つ変化するだけで保険金の額が違ってくるので要注意です。

弁護士に依頼すれば、過失割合を正しく判断してくれる以外にも慰謝料の交渉などもお願いできますので、弁護士に依頼するのがいいでしょう。

右折事故に遭ってしまったときは

右折事故による交通事故の原因というのは、大半が交差点でお互いが安全確認を怠ってしまったことが原因とされています。

そして過失割合については、これまでの同様の事故を元にして判断されますから、事故がどのような状況で起きたのか、過失割合がどうなるのか、これはそれぞれの事故によって違いがあります。

過失割合を適正に証明するためには、やはり弁護士の力が必要なこともあります。そしてその時の状況を裏付けるような証拠もあるとなおいいでしょう。ドライブレコーダーなどによる事故の状況が動画として残っていたらなおいいですし、見ていた人がいる、事故記録なども重要になってきます。

個人で揃えて準備してもいいかもしれませんが、個人の力だけでは進まないこともあるため、その場合は弁護士を通じてやり取りをしてもらったほうがいいかもしれません。右折による事故は確認を怠ったことによる双方の事故ともいえる事故です。

明らかにどちらかが悪いとはっきりわかるケースが少なく、お互いに譲らないことも多いために話が進まないことがあります。個人で何とかしようとせずに専門家の力や第三者の力を借りる事も重要になってくるでしょう。右折事故は厄介であるという事を肝に銘じ、交差点で右折をするときは安全確認を怠らないようにするのが一番です。